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胃腸薬と胃拡張のマロリーワイス症候群について

吐き気を催して口元を手で押さえている男性

胃腸薬とは胃や腸の不快な症状の緩和や疾患治療に利用される医薬品を指しています。
胃酸を中和して胃腸の過剰な働きを抑制するタイプと、胃酸の分泌を促して胃腸の働きを活発にするタイプがあります。
抑制型の胃腸薬には制酸薬、胃酸分泌受容体拮抗剤、胃粘膜保護成分、鎮痛鎮痙薬、消泡剤が配合されており、促進型の胃腸薬には健胃薬、消化薬、整腸剤などが配合されています。
症状に合わない胃腸薬を使用すると逆効果となり、症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
現在では抑制と促進の双方の効果を持つ複合胃腸薬も発売されています。
胃拡張とは胃の内容物が排出しにくくなる事によって、胃が異常に大きくなる症状で、急性と慢性があります。
急性は排出力低下によって胃液の分泌が高まり、大量の胃液がたまって胃が極限まで広がります。
急性胃拡張の症状は腹部が膨満し、大量の嘔吐を繰り返します。
意識が混濁してショック状態になり、死亡に至る場合もあります。
慢性は胃の幽門付近に出来た潰瘍や十二指腸潰瘍の傷痕のひきつれの他、胃がんなどのために胃の出口が狭窄を起こして胃が拡張します。
食後、胃もたれや胸焼けなどが起こり、狭窄が強い場合は嘔吐を繰り返し、食欲が減退します。
診断にはX線検査や胃カメラが利用されます。
幽門痙攣などが原因の胃拡張は薬物治療が可能ですが、傷痕のひきつれやがんなどによるものは手術によって狭窄部を切除します。
マロリーワイス症候群とは飲酒、食中毒、乗り物酔い、つわり等が原因で嘔吐を繰り返した後、吐血する症状です。
マロリーワイス症候群の原因は嘔吐により腹圧が上がり、食道と胃の接合部周辺に強いショックが与えられて粘膜が裂傷を起こして出血するものです。
嘔吐後吐血の他、下血、立ちくらみなどが現れます。
マロリーワイス症候群の診断には内視鏡検査が行われ、動脈性の出血が確認された時は、すぐに止血処置が行われます。

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